<感じる>
今年度も運動会を無事終えることができました。開催するにあたり、例年になく細かな点まで保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂き感謝申し上げます。当日の和やかな雰囲気と秋晴れ下に響く応援の声と溢れる笑顔、当日の前後に盛り上がりを見せた子ども達の遊びへの勢いと集中力に(今も続く!)運動会という行事の持つ力をあらためて感じています。そして、続々と届く「保護者の感想」には「我が子の成長を感じることができた」と多くの方が記されており大変嬉しく読ませていただきました。
さて、この我が子の成長を「感じる」とはどういうことか、運動会を機会にちょっと考えてみましょう。あの時・・・幼稚園のトラックを力いっぱい走る我が子の姿に目頭が熱くなった、ダンスを踊る姿にジーンときた・・・それをあえて言葉にすると「大きくなったなあ」「頑張っているなあ」「すごいなあ」・・・ということですね。その時、皆さんの心が子育ての喜びを感じた!このように、子ども達の心も常に見るもの、聞くこと、触れたものに対して動いていると想像してみて下さい。年齢が小さければ小さいほど、それは言葉にはならないでしょう。ですが、安心できる環境と良い刺激の中で、「面白いなあ」「不思議だなあ」「やってみよう」と感じとっているはずです。幼稚園の中で子ども達が今、何をどう感じているか、そのことに丁寧に目をとめ、働きかけていきたいと思います。
奇しくも、秋も深まり、木の実や落ち葉や秋の自然の中で遊ぶ経験ができます。創立記念日、そしてアドベントからクリスマスへと季節は向かい、子ども達の仲間関係も遊びのイメージが共有できるようになり、遊びの継続を楽しめるようになっています。子ども達の心を一緒に感じていきましょう。(園長記)

 

運動会のその後・・・
全学年で組み立て体操とパラバルーンを行いました。お兄さんお姉さんみたいにやりたいなと、見よう見まねで年少さんも参加しています。

 

秋の遠足
<年長組>
コロナ禍で遠方に行くことは難しい…けれど近くならば、と徒歩で三角公園に行くことにしました。各クラスでその話を提案すると笑顔いっぱい!「あと何回寝たら遠足かなあ~」とつぶやき、カレンダーを見て日を数える人の姿も。その様子を見て、例年通りにならずとも楽しめることや出来ることはいっぱいある!と心強く思いました。
自分の足で歩いて行くので、もちろん車や自転車とすれ違う公共の道も通ります。皆でルールを守って歩くことに挑戦です。二人組で歩く速さがずれたり、前のペアとの間隔が大きくあいてしまったり、と途中で止まることもありました。けれど最後まで怪我することなく無事に歩くことができ、良い経験になったと思います。道中はお花や虫を見つけては「見て見て!」と喜び合い、「皆で行くと楽しい!」と笑顔で言う等、楽しい会話も聞こえてきました。

「ただいま」「おかえり」「どんぐり沢山見つけたよ」「いってきます」「いってらっしゃい」元気に声をかけ合う子ども達です。

園庭でシートを広げてお弁当を食べました。

 

<年中組>
何日も前から子ども達が待ち遠しく思っていた、<遠足>の日がやってきました。朝からいつもと違うリュックで、お弁当や水筒の他になんと、おやつまで入れて。数日前から新聞紙でお弁当シートをたたむ練習をしていたり、おやつを買いに行く時は自分が選ぶ!と宣言したり。例年の遠足と変わらない思いで子ども達はこの日を迎えました。
リュックを背負って園庭に集合し、青い空の下礼拝を守り、体操の先生と準備運動。いよいよ玉入れや、綱引き、そしてリレーの競技を楽しみます。玉入れ、綱引きは例年通りであれば、年中組や年長組が運動会でやるはずのもの。今年は運動会ではできなかったけれど、子ども運動会の中で遊んできました。そしてリレーは、年長組が颯爽とトラックを駆け抜ける様子を見ていて、俄然やりたくなった年中組。あそびの中で少しづつリレーに入れてもらったり、応援したりしてやる気を育ててきました。

スポーツ大会の後は、普段遊んでいる園庭を、ジャングルに見立てて探検しながら歩きます。
良い泥だんごの土が取れる山は、ゴツゴツ山。ものすごい急な山道を登ります。アスレチックの滑り台の下は、真っ暗なトンネル。登り棒や太鼓橋は迷路!とイメージ豊かに歩きます。そしてなが〜い坂道を登ると、そこは広々とした山の頂上!屋上でお弁当を広げました!
3クラスで車座になって、みんなが見えるようにシートを敷きます。練習の甲斐がありました。ほとんどの人が自分で支度をすることができました。

 

<年少組>
障害物競走と、玉入れや、みんなでまるくなってダンスを踊ったりと身体を動かして遊びました。玉入れでは夢中になって玉を投げ、勝った時は「やった~!」と大喜び。

体を沢山動かしたら、お腹がすいてきました。さてお弁当はどこで食べよう。幼稚園を探検します。お山に登ってみたり、すべり台の下をくぐってみたり。砂場横のスロープを上がると、はじめて上から見る景色に喜び「おーい!」と園庭にいる人と手を振り合いました。お弁当は雨が降ってきた為、ホールでみんなでレジャーシートを敷いて食べました。ホールに着くと「ぼくここ!わたしここ!」とニコニコと嬉しそうにシートを敷いていく子どもたち。「食べたらおやつもあるよ」と言いながらみんなで食べるお弁当は子どもたちにとって特別ないつもと違う楽しい時間の幼稚園だったことと思います。

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