ひなぎく幼稚園の運動会。今年は2日間に分けて、年少組・年中組合同と翌日は年長組のプログラムで開催されました。礼拝から始まり、元気のよい運動会の歌や準備体操など、青空の下に子どもたちの歌声や掛け声が響いていました。

年中組のかけっこが始まりました。クラス毎に《よーいドン‼》とスタートラインから走り出します。去年と違うのは、何といってもコーナーを回って走ること。ゴールのテープを切ること。(年少の時はまっすぐ走って、まっすぐ戻る!それだけでも十分立派でした。)それに比べ、年中組になると距離もなかなかですし、ずっと保護者の皆さんに注目されているのですから緊張しますよね。みんなよく走り切りました。

年中組はダンスからの玉入れ競争。《拾う・投げる》という簡単そうで難しい連続の動き。『チェッコリ』の曲に合わせて、激しく踊り、笛の合図で玉入れ開始!初めのうちは『拾う』ことだけに夢中になって、なかなか投げられない子どもたちがたくさんいましたが、少しづつ入ったうれしさが増えていくうちに、どんどん玉入れが上達していきました。当日の成績はなんと、1:1:1の全クラス大接戦の結果となりました。

年長組のパラバルーン演技。山、風船、シーソー、花火などなど。これは気持ちを一つにしなければ成しえない技の数々です。年長組さんに拍手ですね。

組立体操も同じく、年長組ならではの演技です。ひとり技から始まり、体の向きをそろえること、腕を足を伸ばす、曲げるなど自分の体をどう動かしたらそろうのか。二人組、三人組、最後はクラス全員での体操を披露してくれました。ただ楽しいだけではない、やりきる力、集中する力を駆使して、真剣に取り組む様子を見せてくれました。

どこからともなく聞こえてくる、はたきがけの音。楽しそうに保育室や廊下、お庭の遊具までおそうじする年少さんたちの姿が見られます。初めて経験する『運動会』。今年のテーマは《おそうじ》です。♪おそうじ ルンルン~♪の曲に合わせて、シャラシャラ元気いっぱいでダンスをしました!

♪ひょっこり ひょうたんじま~♪の歌に合わせて、冒険の旅に出かける年中組。夏休みに海や川、山に出かけた子どもたちにとって、見知らぬ土地への旅行はきっと冒険の旅のように胸が高なる経験にちがいありません。その気持ちを先生たちが、宝島へこぎ出そう!と、お話遊びや製作遊びで支えてきました。そして、運動会でいよいよ子どもたちはお手製の双眼鏡をかけ、テンポよくダンスを披露しました。

運動会を前に年長組は白いTシャツに輪ゴムをかけ、絞り染めに挑戦しました。ハンカチを染めた経験はありましたが、自分たちがダンスで着るTシャツとなると絞る範囲も倍増!でも、運動会のダンス《ひなぎくソーラン》を踊るためには、この作業をやり遂げなくてはなりません。青空に自分の選んだ色の染物Tシャツが映えました!

毎日クラスや学年を超えて楽しんできた全員リレー。運動会でクラス対抗で行われるこの種目は、年長組にとっては格別に力が入る種目です。だって1着2着を決める勝負なんですもの。クラスを2チームに分け、2回戦勝負。この日まで、何度となく勝負をしてきた両クラス。勝っても負けても、最後まであきらめず、悔いなく走りきる、そして仲間を信頼し応援するという得難い経験をしました。